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PROFILE

田中 邦裕

舞鶴高専電子制御工学科出身 皆さんご存知のさくらインターネットを96年、高専4年時に創業。サーバーレンタルや、データセンターのレンタル事業など、インターネットのインフラとなるようなサービスを運営し、活躍されています。
起業したきっかけ、これまでの経験をお聞きしました!好きなことを突き詰めた先に見える世界を田中さんにお伺いしました!

高専との出会い

ーー何故高専に入学されたのですか?

子供の時からモノ作りが本当に好きで、ロボコンは特に好きでいつも見ていました。ロボコンにはまり、僕も自分で戦ってみたい!という気持ちから高専に入学を決めました。元々奈良に住んでいて、奈良高専の方に母と一緒に高専に遊びにいくことが多かったんですよ!その後に京都に引っ越したんですが、ロボコンがやっぱりやりたい!と思い、近くにあった舞鶴高専に入学を決意しました!その中でも電子制御学科を選んだ理由もロボットを作りたかったからです!

ーー高専に入られて一番思い出に残っていることはなんですか?

たくさんあるので決められません!(笑)
1つ目は当然ロボコンですね!当然ロボットコンテストですね。試合前になると、徹夜でギアを調整したり、組み立てをしたりしていました。担当が電子回路だったので、はんだごてなどを使って深夜に作業をしていました。でも僕夜に弱いんですよ。寝ながらはんだ付けをして大事な回路に…なんてありましたね(笑)本当に夜遅くまで頑張りました。
2つ目なんですが、部活ですね!自分は吹奏楽部だったんです。もちろん日々の部活も楽しかったのですが、合宿は本当に楽しかったです!毎晩毎晩夜遅くまでずっと友達と話をしながら過ごしていました。とてもいい思い出です。

ーー分かります!僕も部活の合宿では夜にずっと友達と話すんですよね!でも次の日本当に大変でした(笑)

そうなんですよ(笑)
あとですね、舞鶴高専って近くに昔の軍事施設があるんですよ!。元々軍事工場?だったらしく色々と名残がありました。
穴蔵とかあったり。そこで夜に友達と肝試しをしたり、周りで遊んだりしていました!それも楽しかったですね。
あとはやっぱり寮生活ですね!風呂も一緒で、飯も一緒で寝る時も話していたり、毎日が修学旅行気分!本当に楽しかったです。人格形成で一番大切な時期を友達と過ごしたのはかけがえの無い思い出ですね。

ーー自分も寮生でした!あの生活はかけがえの無い思い出です。今でも戻りたいですね。

でも寮生活って厳しいですよね。そこで礼儀を学んだと思います。挨拶の仕方だったり、基本的な礼儀だったり。意外と体育会系なんですよね高専の寮って。毎朝のラジオ体操は大変でした。
私、寮生の中でも洗濯隊長だったんですよ!寮生の洗濯を取り締まっていました(笑)
他にも朝起こし隊長とかいましたよ!大変でしたね。
少し慣れてくると、ずぼらすることもあるんですよね(笑)
大抵は見つからないんですが、たまに部屋のドアが開いて、
「おはようございます」
と先輩が…それを見て私は…
「わぁーーーーー」
となりましたね(笑)
そして怒られていました。一方で怒られている学生を見ると、
「さぼっちゃったんだ(笑)」
ってすぐ分かりましたね!
自分が見る時と、やられている時では天と地の差ですけどね!
改めて見るとこういった生活が人格形成にとって大事なことなのかなと思ったりします。

ーーまだその伝統があるってすごいですよね。自分も先輩に大きな声で毎日挨拶をしていました。挨拶を忘れると夜怒られるという…

あれ今何歳ですか?
ーー21歳です
まだその伝統は残っているんですね!今も昔も変わっていないとは思いませんでした(笑)
他にも校歌を歌えないと怒られるといったことがあったんですよ。
「1番歌ってみろ!」と言われ歌うと
「2番は!?」と言われるんですよ。1番も分かっていないのに2番を歌わせられるんですよ。練習して覚えて2番を歌うと、
「じゃあ3番は!?」と言われやっとのこと歌うと
「はい4番!!」
4番なんて無いのに、言われるというまさかの理不尽な指導もありました(笑)
でもある学生は4番を自分で作って、歌ってましたね!(笑)

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高専との出会い

ーー今高専に戻れるなら?

英語を勉強します!今こうやって働いていて、心の底から英語を勉強した方がいいなと思いました。
経験としてバックパッカーしたかったですね。色んなところをまわってコミュニケーションが得意になりたかったです。
コミュニケーションって本当に大事ですからね!
それと同時に、ちゃんとプレゼンができるようになった方がいいと思います。
自分のことを知ってもらう、プロダクトを知ってもらう上でプレゼンは本当に大事ですからね!
就職活動だってそうですし、上司に認めてもらうためにも必要ですし、
自分のやりたいことをやるにはプレゼン、自己表現が大事だと思います。
その上でやはりコミュニケーションが大事になりますからね。
学生時代にそういった部分を練習しておけばよかったと思います。
例えばプログラミングコンテストとかだと、自分のプロダクトを紹介するわけじゃないですか。
その時にプロダクトの良さをプレゼンできなければ、本当にいいところが伝わらないんですよ。
だからこそ、発信することは大事です。もちろん多くの人と会うことも。
寮生活で毎朝3分間スピーチがあったんですよ。
だいたいマンネリ化してきて、
「ふとんはほしましょー」
「寒くなっているのでおなか壊さないようにしましょう」
「廊下に雪が入っています。走ると滑るんで気をつけましょう」
みたいなしょーもないことを言っていたんですよ。
たまにきっちり話す人がいたりして、その人のことを尊敬していました。
実際自分を表現する機会って高専生活で多くあるんですが、恥ずかしがってでないことの方が多い。
だからこそ学生の時にすることが大事なんですよね。失敗しても大丈夫じゃないですか。
人の前でプレゼンをもっとしてほしいと思います。
自分のすきなこと

ーー仕事とは別に趣味とかはあるんですか?

旅行とかプログラミングも好きですね!
今も個人的にプロダクトを作ったりしますね。
例えば、この二つです。

進撃の巨人ロゴジェネレーター

とあるさくらのジェネレータ

早速作ってみました!

これは個人的に作ったりしています!
おかげさまで4,934,352画像作ってもらっているんですよ。自分で創ったりするのはやっぱり好きですね。

ーーなるほど!さすが高専生ですね!ちなみに好きなことで起業しようと思ったのは何故ですか?

私は起業したいと思って起業したわけではなくてサーバーを友達に貸したり、お客さんに貸したりしていた時に、
お金をもらってちゃんとやりたいそのサービスを提供していこう!と思って起業したんですよね。
起業が目的なのか手段なのかという部分が大事なのだと思います。自分は手段でした。サーバーインフラ事業をしっかりやっていくためには起業する必要があると思って起業したんですね。なので別に起業をしたかった訳ではないです。
起業しなければ就職してたでしょうし、専攻科に行っていたかもしれませんしね。
ただインターネットという面白いものが生まれ、そして自分の創ったサーバーがお客さんに使われる喜びを知って
しっかりとやっていきたいと思いましたね。これで身を立てられるなら面白いなとおもって成り行きでそうなりました。

ーーそういえば元々はロボコンに没頭していたのにサーバーに興味がわいてきたのですか?

もともとロボットを作るのが好きだったんですけども、一方で小さい頃からベーシックでプログラムをさわったりしていたんですね。少しプログラミングから離れていてたのですが、高専に入ってから、設計や授業でパソコンをさわるようになったんです。
そこで、またプログラミングにはまりまして、そこからハードウェアを学ぶだけではなく、ソフトウェアも学ぶようになりました。その中でもパソコン間が通信できるというのが衝撃的で、ネットワーク構築のプログラミングを始めました。
その過程でUNIXサーバーに触れる機会があって、プログラムに慣れ親しんでいきました。それが1〜2年生の時でしたね。
3年の時にwww(world wide web)が出てきたんですよ。その用途にあったサーバーを構築したんですよ。離れたパソコンから自分の作ったサイトを見れることに驚きました。研究室に置いていたサーバーを寮のパソコンからチェックするといったことをしていました。これは面白い!と思い、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアにも興味をもったのがきっかけです。
その中でもネットワークというものに興味がわきました。
決定的だったのは、自分のサーバーとインターネットが繋がった時ですね。海外のサイトを自由に行けるし、自分のサイトも他の人に見られているんだろうと思っていました。たまたま4年の時に、ロボコンで秋葉原に行く機会があったんですよ。お店にあったパソコンから自分のサーバーのデータって見れるのかな?と思い試してみると見れたんですよ!
衝撃をうけました。
日本中だけでなく、世界中がどこでも繋がる時代が来るのだと思いました。それ以来ネットワークの領域にはまりました。
サーバーを友達に貸してみたんですよ。そしたらその友達が新しい友達を外で見つけていました。
そういった経験から、自分の興味はモノ作り、ロボット工学からインターネットに変わりました。
自分の中でプライオリティがパソコンからUNIXへ行きネットワークを知り、wwwからインターネットに繋がって、その経験からサーバーの面白さを知り、サーバーレンタルビジネスをしていこうと思ったという流れでしたね。

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ハングリーって必要なことだと思うんですよ。足りないことがあるからこそ、それを解決するために必要なんですよ。
常時接続になってリアルタイムにサイトが見れるようになったりと、メールが早くなったりと、以前は高値で遅いインターネットでしたが、どんどん改善されていくプロセスに携われるのは本当に楽しいです。やっぱりモチベーションがあがっていきますし、そういった部分も今の事業を始めたきっかけになっていたのかもしれませんね。
ハングリーって必要なことだと思うんですね。足りないからこそ、そのために必要なんです。
高専生のつよみ
中学校から高専を選んだ人というのは人生の選択を早めに決められる人だと思っています。
大学生で22歳ぐらいまで自分のやりたいことが見つからない。会社に入っても見つからない。っていう人がいる中で
15歳の時にエンジニアになろうと思ったその決断はすごいですよね。普通の人よりは違う見方ができる人が多いと思いますね。また発想が豊かな人が多いですね。
技術力で言えば、やはり高専生は5年間も専門の勉強をしているので、厚みが全然違ってきますよね。
さらに5年間+大学の人とかだと、もっと深みが増します。
よく考えると5年生ってまだ20歳なのにあれだけの技術力があるってすごいですよ!
20歳だからってあなどれないですよ。高専1年の時、高専5年生って凄い人だったし、自分自身18で起業したと考えると、
18歳をバカにはできないですからね。自分がもう一度18歳の時に戻って起業できるかと言われたら分からないですね。
35歳の私は全然凄くないですが、
18歳の私は本当に凄かったと思います。
大学生よりも3年早く専門の勉強をできるというのは本当に強みだと思いますね。

ーーそんな高専生に必要な部分はあると思いますか?

内気なタイプが多いのかなと思いますね。コミュニケーションが苦手な人が多いのかなとは思ったりしますね。
もっとコミュニケーションをとってもらいたいと思います。
技術が本当に好きだったので中学校の技術家庭科とか本当に好きだったんですね。あとは高専の授業は本当に楽しかったんですよ。その授業で作るはずだったテスターとかも1日で作ったりと。プログラミングコンテスト(クラスの)とかもずっと寝ずにやっていましたね。やっぱり好きなことをやるっていうのが重要だなと思いますね。
高専での生活はとても面白いです。大学のような環境ですもんね。高専は最新の機械であったり、研究機関で使うような機材を中学校卒業後すぐ使えたりするのはとても新鮮でとてもワクワクします。
教官もインターネットはこれからくるんだ!とおっしゃっていました。高専は専門的でマニアックな先生が色々と教えてくれたり、周りの友達も技術オタクのような人が多かったので切磋琢磨できる環境はよかったですね。今の環境をもっとうまく活用できればもっと成長できると思います。

ーー最後にメッセージを

学生時代というのはちゃんと勉強した方がいいですね。
しいて言うなら何になりたいのか、何をしたいのかです。
また、そのために何が必要なのか考えることが必要です。
高専って人生の途中ですからね、将来の糧になるようなことを築いてほしいですね。
人前でしゃべれるようになりたいのであれば様々な場所でプレゼンをするとか、イベントに出かけていったりするとか。10代のうちにそういうイベントに行くと、絶対ちやほやされますからね(笑)そこでまた成長することができると思います。普段会えない人にも会えることもありますしね。学生時代は色んな人が特別扱いしてくれるので、その時にできることをすることが必要ですよね。
まぁ無駄なことは無いと思います。何かしら後々使えることに繋がっていくと思いますので
様々なことに挑戦してもらいたいと思いますね。ロボットを作る時に直流で設置していたんですけど、最近データセンターのサーバーに直流で入電するといったところで活かされたりしています。様々な意味で、友達との関係、学んだ技術は今後繋がるので、将来、自分のしたいことを考えて、それに向かって頑張ってほしいと思います。

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インタビュアー紹介

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阿部 智樹

先日のプログラミングコンテストにて田中さんにお会いしたのですが、とても気さくで親しみ易い方でした。
寮生活の話ではとても盛り上がりました。やはり高専生はOBも現役生も繋がるんですね!
田中さんのお話を聞いていると本当に好きなことを追求したからこそ、楽しく働かれているのだと思いました。
貴重なお時間ありがとうございました!


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