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PROFILE

Masato Brian Miura

札幌高等専門学校(現札幌市立大学)卒業後渡米
日本語学校を経てカリフォルニア州立大学フラトン校に入学
卒業後はbtrax.incに入社
現在は個人でサンタモニカや、ハリウッド界隈でシリコンビーチと呼ばれている地域にて、スタートアップ企業や、ベンチャー企業のデザイナーとしてやフリーランスのコンサルタントとして働いている。
また日本のスタートアップ企業のUI/UXのコンサルティングや、デザインを向上させながらマーケティングなどを行っている。
そんな海外で活躍するBrianさんに高専での生活や、強みに関してインタビューを行った。

デザインとの出会い

ーー現在デザイナーとして活躍されておりますが、デザインに興味を持ったきっかけなど教えてください

僕が中学生の時に、世の中にwebサイトが少しずつ浸透し始めていました。そんな時に友達と面白そうだと思い、webサイトの構築を始めるようになりました。そういったことをしていると先生にちょっと俺のwebサイトも作ってくれないか?と言われるようになり、実際に作っていた時に誰かの為に何かを作るのが面白いと感じるようになりました。
それと実は母がアート専攻ということもあり、生け花の先生をやっていたり、家に油絵が飾ってあったりしていました。そういうところから何かを作るのに親しんできていたからこそデザインに興味を持ったのかもしれません。

ーー他にもデザインを学べる学校があると思うのですが何故札幌高専を選んだのでしょうか?

中学の時に札幌高専の存在を周りの人に聞き、興味本位で行ってみることにしました。実際に行ってみると校舎が普通の学校とは違い、作りがとても美しかったです。

その後説明会に参加してみると今まで全く知らなかった先進的なデザイン教育とグローバル教育に関することをやっていました。そのコンセプトが面白いと感じ、行きたいと思うようになりました。今考えるとその頃は留学したいとは思っていなかった。ですが少なからず英語を話せるようになれば視野が広くなるということを感じていました。だからこそデザインと英語学習に力を入れているというコンセプトに惹かれました。

ーーそういった経緯があったのですね。その後高専に入って高専生活を過ごす訳ですが高専5年間で一番印象深かったこと、出来事はありますか?

高専卒業後留学に繋がった出来事でいえばある先生との出会いですね。先生の一人に帰国子女の方がいました。その方はアメリカでデザインを学び、アメリカでデザイナーとして働いて、日本に戻って来てそこの学校に教師をしている方でした。その方の講義だけ他の方と違っていて、論理的だし、ゴール設定も明確だった。その頃はあまり分かっていなかったが、面白い授業だなと思っていました。

ふと「他の先生と違う気がするのはなぜだろう」という疑問がわき、その先生になぜなのかを聞いてみました。すると先生は日本のデザイン教育とアメリカのデザイン教育のことを教えてくださいました。「アメリカのデザイン教育はいろんなフレームワークを多用したり、フレーワークのもとケーススタディをしたりと授業もそうだし、課題も構造化されていて、ロジックが強い」と。

高専の課題とか抽象的な課題が多くて、デザインについて分かっていなかった自分はその時にアメリカのデザイン教育に興味がわきました。入学時は留学したいとは思っていませんでしたが、その方との出会いからインスピレーションをうけて留学したいと思ったのが大きなきっかけとなり留学を決断しました。卒業後の翌月アメリカに行って、語学学校に3ヶ月在学後に大学に入学しました。

ーー卒業後留学するという決断はとても大きな決断だと思います。

自分はラッキーだと思っていて、留学するって決めたりするのは個人の決断だからいいと思いますが、周囲の反対意見とかあがったりすることがあると思います。お金もかかる し、家族とも会えなくなるし、リスクを背負うよりは就職してほしいという声が上がって、留学できないといったケースが多い気がします。私の母はそういうことを心配して留学には反対していました。ですが父親が留学に積極的というかサポートをしてくれる方だったため、最終的には母にも背中を押してもらえました。自分の環境はとても恵まれていてラッキーだったなと思っています。

教育×実務=Design  衝撃×わくわく=将来

ーーBrianさんは大学卒業後サンフランシスコにあるBtrax.Incに入社されました。Brianさんがその時に個人で始めたサービスで私はBrianさんと知り合ったわけなのですが、会社ではなく個人で”d.salon”というデザインを勉強するサービスを始めたきっかけというのはありますか?

ふたつあります。一つは元からデザインって僕の中ではアカデミックな場と実際に仕事をしてアウトプットをする場が必要だと思っています。デザインに関わる人の中で、教育家と実務家といった大きな二つのポジションがあると思うのですが、僕はどっちにも興味を持っていました。
今までデザインを学んで来たのにそれを誰にも伝えず、実務家としてやっていくのは面白くない。
教育者としてデザインを教えているが、実務はやっていないとなるとリアリティがない。
そこでどうやって両方を兼ね備えた場所、ポジションを作れるか考えていました。

もう一つ目はサンフランシスコに住んでいた時にあるコワーキングスペースがあって、そこで実践的なことをして遊んでいました。サンフランシスコの文化というか市内に拡がっている雰囲気で、コワーキングスペースやスタートアップに所属している人々って自分のやりたいことをさくっと作って、仲間とかを見つけてやり始めている。もはやそっちの方が面白いから仕事やめてしまえ!という雰囲気もある。僕にとってそれは衝撃でした。ロサンゼルスのシリコンビーチでもそういう 雰囲気があるが、保守的な人が多いためそこまで自分たちのやりたいことをやってさくさく進めて行く感覚はなかったのですが、サンフランシスコに行ってそういう文化を目の当たりにして衝撃を受けました。なおかつコワーキングスペースで働いている人たちってみんなそんな感じの人ばっかりでした(笑)。やりたい放題やっていてこんな生き方もあるのだなと考えていました。

そして改めて自分自身一番何をやりたいことは何だろうと考えた時に、今まで学んで来たデザインだったり、これからやっていくであるデザインの実務をweb上でこれからデザインを学びたい人であったり、もうすでにデザインをやっているけどデザインを勉強したい人たちが集まるコミュニティみたいなものを作りたいと思いました。なので、さくっと作ってみました!これから作りますページみたいな。公開してみると結構デザインを学びたい人がいた。そこでその人たちと一緒にデザインを勉強できる場を作ることができそうだなと思い、やり始めたといったことがきっかけです。

ーー自分のやりたいことを追求して、実線に移しているBrianさんをとても輝いているように僕は思います。
だからこそ多くの高専生にBrianさんのようになっていただきたいですね。

For KOSEN’s

ーー最後に高専生に一言お願いします!

そうですね。僕すごいデザインっていうか考え方が好きな哲学者がいて、ニーチェっていう哲学者なのですが、そのニーチェによる短文の一つに感銘を受けました。 小難しいことをあんまり考えないで、今やりたいことを全力でやったら楽しい人生を歩めるでしょうというものです。
今の世の中って多くの情報が出回りとても複雑化されていると思います。多くの常識とされているものに縛られている感じがします。
先先を考えているうちに自分がやりたかったこととか、 情熱を向けていたことをやれずに時間がすぎてしまうといったことがあると思います。それらを後々ふりかえったときに後悔してしまったら、せっかく一度きりの人生なのにもったいないじゃないですか。

高専は特殊な機関だと思いますが、入った理由、入ったきっかけを大切にして、高専とかここに繋がっている人との出会いとか何かのきっかけでやりたいと思ったことがあれば全力でやってみた方がいいです。つまずいてもまた何かやりたいことが見つかるはずなのであまり先先考えずに今面白いと思うことをやっていけばまた 面白い事に繋がっていって、あんまり後悔することは無くなるのでは?と僕は思っています! 頑張ってください!

インタビュアー紹介

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阿部 智樹

Brianさんはまさに自分の理想です。海外に挑戦しグローバルに活躍しているBrianさんに教わったことは「小難しく考えるな」ということでした。一度しかない人生自分にしかできないこと、自分が好きなことをやることができれば高専生は強いと僕は思っています。多くの高専生が自分の好きな物を見つけて、輝けるようになるといいですね。


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