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PROFILE

熊谷 直也

苫小牧高専中退、現在はフリーランスのプログラマとして活躍している。
外の世界に踏み出したからこそわかる高専の良さ悪さを知る彼に
「創造性」の面からモノづくりについて語っていただいた。

高専での経験

ーーなぜ高専に決めたのですか?

 高専という存在を知ったのは小学校くらいの時からで、そのときは電気系の学科とロボコンに憧れて入りたいと思ったのがきっかけですね。単純に自宅から通うことを考えたのと、苫小牧高専以外の見学会に行ったのですが、自分のやりたいと思えるようなことがなかったこともあり、苫小牧高専に決めました。

ーー高専生活はどうでしたか?

 高専生活自体はすごく楽しかったです! 機械科だと普通の高校では経験できない工場の実習もありますし専門の勉強をすぐにできたのはとても楽しかったです。
ただ、その半面だんだんと一つの考え方にばかり縛られてる感じがあるのかなーとか思う部分はありましたけど。

ーーそれはナゼですか?

 なんというか、色んな所でも話してたんですけど 情報の授業とかがすごく顕著にあらわれてて、「こういう動作をするプログラムはこう作るんだよ」「こういう時はこうしよう!」みたいなことが多いと思いました。
結局それって、各個人の力として身につかないし、発想が広がらないのかなと感じてしまいましたね。
自分が初めから独学でプログラムを覚えてきた分だけそういう思いが強いのかもしれないですが。

ーー先ほど独学でプログラミングを学んだとのことでしたが、なぜプログラミングに興味を持ったのですか?

 元々ハードのプロダクトを作るのが興味があったのですが、それを動作させるにはどうすればいいのかな?と思っていた時に出会ったのがプログラミングなんです。
 だから、正直プログラミングを学んでいる時って試行錯誤でした。とにかく、こういう動作させたいならどうするのかって考えて、じゃあそれを実現させるにはどういうふうにプログラム書けばいいのかとか色々考えていました。
高専の授業と比べて考えてみるとそういう過程が力になっていくんじゃないかなって思ってて。結局、高専の授業で習うプログラムは身につかない気がするんですよね。
 ソースコードの穴埋め問題なんかも、各個人の考えをつぶしてひとつにはめてる感じが好きになれないですし

ーー教育としてどちらが正解かとは一概には言えませんが、難しいですよね。

 そうですね。でもそういったこともあり、学校を辞めました。もちろんそれだけが理由ではないですけどね。
もっと別の方向に進んでみたいなと思ったのが大きいです。

高専を飛び出す

ーーちなみに別の方向というのは?

 色んなことに興味があります。起業にも音楽にも興味がありました。起業するなら音楽系でしたいと思っています。
高専生の性というのか「ないなら自分でつくろう!」って思いがあって、起業に興味を持ちました。
ただ本当に自分の視野が狭いと感じたのはあるイベントに参加した時でしたね。
自分がやりたいことに近いものがすでにクラウドソージングという形で存在したことに衝撃を受けました。

ーー「ないなら自分でつくろう」という考え方は根っからのエンジニアな気がします。そこがエンジニアの強さですよね。ところで、クラウドソージングを使って形成したいビジョンはありますか? もしくはなぜ興味を持ったのですか?

 知り合った高専生の中でも何人かいたんですが、以外と趣味で作曲してる人とかCGやっている人って多いと思います。
たまたま自分の周りだと、部活の同級生のほとんどが作曲しているんですね。でも一方でそれらを公開できる場所がないだったり、既存のサービスだと敷居が高いというイメージがあるんです。そのような部分を払拭して、もっと手軽に自分の作品を公開していけるような場を作りたいと思っています。そしてそれを仕事として活かしていけたらいいなと考え、それを実現できる分野ってクラウドソージングなのかなと思い興味を持ちました。

ーー音楽好きな友達、高専生の為にそういうサービスを作って行きたいのかなと自分は感じました。その為に起業をするという覚悟はとても大きな決断だと思いますが、その決断は大きなものになると思います。

そうですね。自分が音楽をしているのもあるんですが、特に地方の高専とかだと意外と才能あるのに埋もれちゃってたりというのがあると感じています。そういう部分でクラウドソージングっていう一つのツールを利用してレコーディング会社とつながれたらいいだろうなっていうのもありますし、共同製作もできるのかなと思います。

高専生へ

ーー最後に高専生に向け一言お願いします。

「自分で創造し、行動すること」それを信じて進むことがこれから大事になっていくと想います。型にはまらない自由な創造をしてみてください。
自分はこれから自分の決断を信じて、進んで行きたいと思います。

インタビュアー紹介

abe

阿部 智樹

モノ作りにひたむきに取り組む熊谷さん。機械を学んでいるのに、プログラミングもできる
のはすごいと思います。目的に向かい、努力することをやめない性格の持ち主のように感じました。
モノ作りと真摯に向き合う熊谷さんはTHE高専生だと僕は感じます!


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