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PROFILE

森長 夕貴

香川高等専門学校、詫間電波工業高等専門学校出身で現在岐阜大学に在学しており、ロボコンやプロコンの優勝経験のある森長さんにお話を伺った。

ロボコンとプロコン

ーー高専時代に行っていた活動について教えていただけますか?

まず1・2年の頃はロボコンをやっており、3年から5年までプロコンに関わってきました。特に1年のときは、ロボコンの最優秀賞とロボコン大賞のW受賞、3~5年ではプロコンの自由部門で3連覇させていただきました。

ーーまず、低学年時のロボコンについて教えて下さい。

私がいた詫間電波高専はロボコンが非常に強い学校でした。基本的に1年は角材を切ったり穴を開けたりしていました。電子回路やメインの動力部などは上級生が制作していました。

ーーなるほど。ロボコンをやっている人はどのような雰囲気の方が多かったんでしょうか。

意外と体育会系の人が多かったです。やっぱり体育会系でコミュニケーションが取るのが上手だったり、リーダーシップが取とれたりする人が多かったからこそ、成果を出し続けられたのかもしれません。

ーー詫間のロボコンの強さについて秘訣などはありますか?

他の高専で順位を狙うチームなら、ちょっと値が張るエンジンとか使うと思います。しかしそれって機構が複雑なため、自分たちが仕組みを理解しきれないから、トラブルが起こった時に対処しにくいです。しかし、詫間電波高専ではあまりそのような既存のシステムを用いることをせず、できる限り自分たちで全てを作る努力をしています。そこで感じたことは、単純なものこそ強いということでした。あとは、デザインやネタではなく、単純に優勝を狙うという姿勢です。それが結果を出し続けることができる理由なのだと思います。

ーー3年生で始めたプロコンへの参加について教えて下さい。

まずプロコンには競技・課題・自由の3分野があり、私が特に注力していたのが、独創性が競われる自由部門でした。プロコンではまず、プロコンで作成する製作物についての予選資料を作成します。詫間では、それを夏休み前に作ってしまいます。その後に開発を行います。先生方には非常にお世話になり、タスクの管理や私たちのソースコードのレビューに関しても手伝っていただきました。

ーーどのくらいの規模で開発を行っていたのでしょうか。

詫間のプロコンは大人数でした。分担制で仕事を行っており、デザイン・プログラミングの2グループに分かれていました。そのグループの中で、作品の発表者を決めます。私が3年生のときは発表者として選ばれました。また、チームメンバーの得意・不得意を考えてチームが構成されていましたが、グループの力を合わせても技術が足りない分野もあったので、全員で技術を共有しようと勉強会を行ってました。

ーー3年で受賞した「写動 -シャドウ-」について教えて下さい。

影を使ったデバイスで、プロジェクタで投影された映像の上で影を作ることによって、コンピュータが影を認識し、さまざまな体験ができるシステムとなっています。高専3年のときに自由部門で優勝することができました。

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写動 -シャドウ- を使っている様子

ーー写動が受賞してから周りで反響はありましたか?

詫間電波高専=ロボコンが強い学校、という印象があると思うのですが、受賞を機に「プロコンも強い詫間」という印象が出てきて「プロコンをやりたい」と言って入学してくれる学生が増えました。また、詫間のプロコンに参加する部活は、あまり目立たない存在から一気に花型の部活になったことが一番の変化ですね。

ーー卒業後は岐阜大学へ編入したということですが、大学ではどんな研究をされているのですか?

現在は音声や音楽の研究を行っています。なぜそのような研究をしているかというと、プロコンで本気で音楽理論を勉強しておられ、ハリウッドでも仕事をしたことがある高専の先生に出会ったのがきっかけです。私も元々音楽に興味があったので、その先生のようにITの目線から人々に音楽を楽しんでもらいたいと強く思うようになりました。進路を決めるときも九州大学の音響設備学科か岐阜大学かで迷っていたのですが、岐阜大学に進学することに決めました。

最後に

ーー最後に、現役高専生に対して伝えたいことなどはありますか?

高専には、自分が興味を持ったことに対して、思いっきり取り組める環境があるとおもっています。たまたま私の場合は、その1つがプロコンでしたが、人によってそれぞれ面白いと感じること、やってみたいことがあると思います。
そういったことを見つけ、どんどん挑戦してみてください。
そして卒業時に「やっぱり高専に行ってよかったなあ」と思えるといいですね。

インタビュアー紹介

abe

田口 拓明

森長さんは、同じ大学で同じ研究室の先輩なのですが困ったときに頼れるスーパーウーマンです。プレゼン力や技術力に関して尊敬しております。実際、コンテストに参加するに当たって共同開発したときはお世話になりました。高いプレゼン力・技術力はプロコンの参加によって身に付く物かもしれません。インタビューありがとうございました。


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