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PROFILE

阿部陸

一関工業高等専門学校の機械工学科に所属しており、元一関高専学生会長の阿部陸さんに学校運営での苦労やコツ、やりがいについてお話を伺った。

 学生会

ーーなぜ一関高専に入ろうと思ったんですか?

水野和敏さんに憧れていて、自動車に興味を持ち、実際に車に携わる仕事をしたい!と思い、自動車に関する技術を学べる高専に入学することを決めました。

ーー阿部さんは学生会長だったとお聞きしております。そのような学校運営をやろうと思ったきっかけはなんですか?

学生会室に行ったときに男女が仲良くやっていて、非常に雰囲気が良く感じたからです。入学当時から学生会に関わっていたのですが、2年生から本格的に運営に力を入れるようになりました。

ーー学生会に入って具体的に身に付いた能力ってあります?

プレゼン能力ですね。全校生の前で話す機会があるので鍛えられました。また、学生会は夏場に全国学生会交流会があり、様々な人と話す機会が多いためコミュニケーション能力は身に付きました。

ーー全国学生会交流会ではどういう交流をされるのですか?

まず、全国学生会交流会とは各校の問題点や、他校への質問等を持ち寄り、互いの高専の運営の参考にしたり、学生会同士の連携を強くするために毎年1回、どこかの高専が主幹校となって開催されています。たとえば一関高専では、「高専祭の交通手段」について例年問題でした。交流会でお聞きした、香川高専さんで行われているシャトルバスを参考にして、一関高専でもシャトルバスを運行する事にしました。そのときに難しかったのが、駅にバスを駐車するとき、どこに許可をとればいいのか分からなかったことです。JRのロータリーに駐車するので、JRにお話を伺ったりと様々な試みをしました。実際は市役所で数週間前から申請を出して、許可をもらうことが必要で大変でした。しかし、このシャトルバスを運行する事で、お客さんの来場を増やす事ができました。
このように、全国学生会交流会は、他の高専の良い点を自分の高専に取り入れられる良い機会となっています。

ーーたしかにシャトルバスは便利そうですね。

そうですね。あと、一関高専の電子計算機部では伝統的に中学生やその親をターゲットとして、土日にプログラミング教室を開催しています。そのときの交通手段として、2012年はバスの送迎を行いました。

ーー高専に興味のある方に高専の専門教科の内容を教える機会を設けるのはすごくいいですね。バスを交通手段とすると、もっと人が増えて高専の楽しさが伝わって行きそうです。

 高専祭

ーー学生会で運営して行く部分でやりがいってどんなところですか?

例えば今年の一関高専祭だと、集客目標を2500人と定めていたのですが、それを達成できたときはすごく達成感がありました。広報は様々な方法を用いて行いました。テレビの生中継・ポスターの作成・小中学校や東北高専に広報・facebookやtwitter…。

ーーテレビの広報はすごいですね。実際効果はあったのですか?

テレビでの広報が一番ききましたね。岩手県でお昼の時間の枠をいただき広報させていただいたのですが、それをみて高専に来る人は聞いた限り多かったです。

ーー一関高専の高専祭はすごく力をいれているとお聞きしました。ウォーターボーイズとかすごいですよね。

学校も高専祭に力いれてるんですよ。東北に震災があったということで、地域復興の部分も大きいですね。

一関ウォーター 一関ウォータ2
一関ウォーター3 一関ウォータ4

一関高専水泳部のウォーターボーイズ

ーー高専祭に力を入れて行く上で上手くいかないこととかってないんですか?

ありますよ。結構先生に無理を言ってしまう事が多くて。その場合は学務の方に無理を言ったりします。あとで学務の方から先生に話を通していただけるためです。

 学生会長として

ーー学生会で会長という立場でもいろいろと四苦八苦することも多そうですね。その中で運営を行っていく極意みたいなものってあります?

校内によく足を運ぶようにしていました。部活動で予算のいる場合に、部活動を行っている人に会って「なにか壊れたものとかあるの?」とか聞いたりしていました。学生会で部活動の予算を決めるときに、より公正に予算を決めたかったと考えたからです。基本的には部活動の成績であったり、部活動に所属してる人数を考えて予算を決定します。しかし、部活動をしている人と話すと「そんなに予算いらないよ」と言われたりするんですよ。予算の均一に決めている学生会もあるのですが、ヒアリングをすることでコミュニケーションする機会を増やしていきました。そういう小さなことの積み重ねが大事だと思います。

最後に

ーー最後に高専生に一言お願いします。

他の高専の学生会長さんや学生会関連の方々と交流する中で、自分の考え方が変わっていると気づきました。すごいことを考えている人がいて、もっと自分もすごくなりたいと思いました。元々高専に入ったときは、「こんな感じじゃなかったのにな」と思っていたのですが、いろいろな人と交流する中で考えが変わっていき「高専って面白いじゃん」と感じました。高専生にはぜひいろいろな人と会って、多くのことを考えて欲しいです。

インタビュアー紹介

abe

田口 拓明

お話をうかがって行く中で、学生会長としての人脈の広さや行動力の高さをまじまじと感じました。それでも現状に満足せず向上心をもって頑張る姿はすごいなと思いました。インタビューありがとうございました。一関高専の学生会の今後の活躍にも期待です。


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